鈑金塗装部門の担当をしている豊岡テクノセンターのセンター長として、事故したお客さんの車のケアと心のケアをしています。
お客さんは皆さん事故をして気分が悪いと思います。
車の修理だけではなく、よく話を聞いて対応します。車は直すだけが良いのではありません。状況に応じて最適な提案を心がけています。
納車までの時間を短くするところに主眼をおき、作業を早く完了できるようにしています。単純なことではありますが、お客さんと連絡のつく時間やお休みなどをちゃんと先に確認し、現場でも共有するなどでロスが無くなっていきます。大切なのは生産管理で、主に自分がそこを担当しています。
以前、車の整備をしていた時にエンジン不調の車があり、自分が見たのですが直らなかったです。
でも、そのお客さんには結果有難うと言われた経験があります。
状況報告を密に行ったことで、信頼関係ができ、そこまでやって直らないならしょうがないと有難うの言葉をもらえました。直らないのに有難うと言ってもらえたということはそれだけ信頼関係を築くことができるのだということ。とても嬉しかったです。
20歳の時に専門学校でやっていたことの延長でベビー服のデザインの会社に入社しました。でも、女性ばかりの職場で半年でやめました。当時は学生気分が抜けずその後派遣で2年働きました。
若いころから車が好きで、車を速くしたいと思っていました。
自分でできるようになればという思いで車の整備の仕事をしたいと考えました。天竜の工場で募集があり応募しました。住むところも無かった自分は、当時の工場長が保証人になってくれて家も借りることができ、そのまま入社しました。
仕事はすべて細かいことの積み重ね。
それを腐らずにひたすらやり続けることが大切です。チリも積もれば山になるじゃないですが、やり続けることでいつか自分の思っていることが実現できます。一見意味がないと思うことでも継続的に頑張ることで自分の目的を達成できます
